MESSAGE
代表メッセージ
医療は、人の縁で動いている。
はじめまして。株式会社LINKS 代表の福永和成です。私はこれまで、医療人材をめぐる三つの立場——紹介に支えられる医師として、採用に悩む医療機関のそばで、そしてキャリアを支える紹介の側で——そのすべてを経験してきました。
医師として、紹介に支えられた。
医師として人生の岐路に立ったとき、私は紹介会社の方に支えられました。やりたいことに寄り添い、数多くの病院・クリニックにあたり、丁寧にサポートしてくれた。そのおかげで素晴らしいクリニックに出会い、学び、成長することができました。良い紹介は人のキャリアを変える——その価値を、私は自分の体験として知っています。
医療機関のそばで、採用の難しさに向き合った。
診療のかたわらで相談を受けるうちに、クリニックのコンサルティングとして多くの医療機関に携わるようになりました。どの医療機関も、医師をはじめとする人材に悩んでいます。医師としての経験があるからこそ、「この現場にはどんな人が合うのか」を見極め、採用を支援する側に立ってきました。
紹介する側で、キャリアに寄り添ってきた。
そして、私自身も紹介する側に立ってきました。先輩や後輩の医師からキャリア相談を受け、その人のキャリアやライフプランに沿って、進む道を一緒に考え、できる限りの支援をする。この仕事のやりがいも、難しさも、自分の実感として知っています。
この三つの立場を行き来するなかで見えてきたのは、それぞれの間にある大きな情報の隔たりです。医療機関には、紹介の過程で何が起きているのかが見えにくい。医師の側にも、判断に必要な情報が十分に届かないことがある。そして紹介に携わる方の多くは医療現場での経験を持たないため、提案が現場の実情とずれてしまったり、医師の力量を正しく捉えることが難しかったりする。誰かが悪いのではありません。それぞれが誠実に働いていても、立場の間で情報がうまく行き渡らない構造があるのです。
同時に、この業界のデジタル化の遅れも痛感してきました。求人情報や人材のリストはいまだに紙やExcelで管理され、会社をまたぐ情報のやり取りは、電話や個別のメッセージに頼った属人的なものにとどまっています。せっかくの情報が一部の人の間にとどまり、共有されないまま古びていく。条件に合う医師がいたことを、後になって知る——本来成立したはずの出会いが、仕組みがないというだけで失われている。これは、関わる全員にとっての機会損失です。
業界の構造にも、目を向ける必要があります。大手は豊富な情報を持ちながら、それを自社の中で完結させる縦の仕組みで動いており、会社の垣根を越えた連携はほとんど生まれていません。一方で、この業界の大多数を占めるのは、地域や専門領域に強みを持つ中小の会社です。横の連携を深め、互いの情報と力を持ち寄ることができれば、一社では成し得なかったマッチングがいくつも生まれる。私はそこに、業界を変える可能性があると考えています。
Mediciaは、そのために作りました。誰かの仕事を奪うものではありません。私自身が紹介の現場に立つ一人として、この仕事をもっと報われるものにしたい。中小の連携が業界の共通インフラとなり、情報が正しく、速く、公平に流れるようになれば、医師も、医療機関も、紹介会社も、今より多くの良い出会いを生み出せるはずです。このプラットフォームを皆さまに使っていただくために、私は株式会社LINKSを設立し、現在はその経営に力を注いでいます。
そして、これだけは伝えさせてください。医療人材紹介は、医療の根底を支える仕事だと私は思っています。どれほど優れた設備や制度があっても、医療を動かすのは、最後は人です。その人を、必要とする現場へ届ける——それが、医療人材紹介の仕事です。一人の医師が良い職場に出会えば、その先にいる多くの患者に、より良い医療が届く。地域の医療が守られる。皆さまが日々つないでいる一つひとつの縁は、確かに医療を支えています。
だからこそ、この業界はもっと良くできるし、必ず変えられる。本気で、この業界を変えるつもりです。志を同じくする皆さまと、手を取り合えることを楽しみにしています。
株式会社LINKS 代表取締役福永 和成
PROFILE
福永 和成
株式会社LINKS 代表取締役/医師
2017年、医師免許取得(第111回医師国家試験)。臨床の現場で経験を積むかたわら、医師仲間のキャリア相談やクリニックの採用・経営の支援に携わる。
現在は医師としての経験を土台に、医療機関の経営支援と事業運営に軸足を置く。医療人材の課題を解決するプラットフォーム「Medicia」を広めるため株式会社LINKSを設立し、代表取締役を務める。